うつ病の治療をしっかり進めよう|負担を減らすための方法を紹介

聞こえてますか?心の悲鳴

投薬や入院にかかる費用

男性

うつ病の治療費は、社会保険や国民健康保険の適用となりますので、70歳未満であれば原則3割負担となります。1回の診察代と薬代で3,000〜5,000円程度ですが、自立支援医療制度が利用出来れば1割負担にまで圧縮出来ます。

医療機関で正しい診断を

聴診器と医薬品

うつ病は、「心が弱っているだけだ」と安易に捉えがちですが、最近では脳内物質の分泌異常が原因だとわかってきました。そのため、症状を改善するために、専門の医療機関で正しい診断と治療を行い、必要ならば会社や学校を休むことが大切です。

様々な症状がある脳の病気

カウンセリング

うつ病には様々な種類があり、それぞれ適した治療を受ける必要があります。ただ、一見してうつ病とは分かりにくい症状などもあり、定型に当てはまらないタイプも出て来ているので、正しく診断を受けることが重要です。

認知行動療法で症状を改善

病院

うつ病は早い段階から適切な治療を受けることで、辛い症状を改善したり、社会復帰が可能な病気です。精神神経科や心療内科では、抗うつ剤や抗不安薬、睡眠導入剤などの投薬による治療が中心になります。デイケアへの参加が勧められる場合もあります。

生活環境を整える

女性

負担を減らす工夫

仕事や通学をしながら治療をする場合は別として、うつ病の療養生活の基本はゆっくりと休むことです。何もしないで心身ともにリラックスできる時間を持てるように生活の見直しが必要になります。仕事がきついのであれば休職を考えるのもひとつの方法です。また、主婦であれば家族に家事を手伝ってもらうなどして、仕事量を大幅に減らすことが大事になります。治療中はエネルギーをためることが何よりも大切になるので、一日中横になっていてもかまわないわけです。うつ病の患者の多くは不眠という症状を抱えていますので、ただ横になっているだけでも体力の消耗を抑えることができます。そのため、周囲はただダラダラしているだけだと批難したりしないよう注意が必要です。そして、食事の量が減ってきたときには無理に食べさせようとしたり、すすめたりしないことが大切になります。できるだけ本人が食べたいときに好好きなものを食べてもらったり、食べやすいものも食べられるように準備しておくようにします。ただし、水分をとるようにこまめに話しかけたり、すすめることが必要です。1日に最低でも500mlを飲むことを目標に、いつもより一口または一杯多めにお茶をすすめるなどしていくのもひとつの手段になります。もし、トイレに行きたくないので水分をとりたくないと言うようであれば、どうして水分をとる必要があるのかを説明することが重要です。水分が足りないと脱水症状になりやすくなり、便秘もひどくなるので、飲むのが辛いかもしれないけれどからだは水分を必要としているとやさしく説明するようにします。さらに、うつ病の症状により、治療を始めたばかりのときは、やる気がなかなか戻ってきません。そのため、お風呂にも入りたがらない時があります。その場合も無理強いはせずに、着替えをすすめたり、嫌がらなければ着替えの際に体を拭くだけでも十分です。お湯に浸して温めたタオルを使って体を拭きながらマッサージをすると緊張をほぐすのに効果的です。ほかにも、うつ病の治療をしているのが主婦で食事のメニューが決められないなどの支障が出ているときには、すべて自前でつくるのでなく。市販の惣菜を加えるなど工夫をしていきます。また、メニューはあらかじめ家族が考えてあげるなど、本人の負担を極力減らしていくことが大事です。このようにして、本人の状態変化などに注意しながら療養できる環境を整えていくことが治療中において何よりも重要なことになります。加えて、周囲も負担がかかり過ぎないように工夫していくことが大切です。